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シャープ、蛍光灯に匹敵する明るさのソーラーLED照明灯

~震度5以上の地震を感知して自動点灯

「LN-LW3A1」。左が夜間点灯時、右が発電時
 シャープ株式会社は、32W蛍光灯の防犯灯と同程度の明るさを備えたソーラー・LED照明灯「LN-LW3A1」を、8月21日に発売する。価格はオープンプライスで、実売想定価格は130万円から150万円前後。主に学校や公園、商業施設などに使用される製品で、一般発売は行われない。

 日中の太陽光を利用して発電する自立型のソーラー・LED照明。従来製品よりも高輝度のLEDを採用し、灯具を左右・前方向へ光を広げるためV字型へと変更したのが特徴。これにより、光束は従来製品比の6倍となる1,800lm(ルーメン)となり、同社では「ソーラー・LED照明としては業界トップクラスの明るさ」で、「現在の防犯灯の主流とされる32W蛍光灯に匹敵する明るさ」としている。また、社団法人 日本防犯設備協会が防犯照明の推奨照度とする「クラスA」の明るさを、LEDの屋外照明灯として初めて達成したともしている。

 さらに、暗くなるとともに自動で点灯するコントローラ制御を搭載。日没後7時間点灯した後は、電力を弱めた省エネモードで運転する仕組みになっている。

 また、太陽光をエネルギーとするため、二酸化炭素の排出量は、32W蛍光灯と比べて年間48kgを削減できるという。LEDの寿命は約40,000時間で、約10年間の交換が不要。環境に有害とされる水銀も使用していないという。

 支柱内部には感震センサーを内蔵した。震度5以上の地震を検知すると、昼夜を問わず2日間点灯し続ける仕様になっている。これは、阪神・淡路大震災時に停止した商用電源の復旧に2日間要したことを参考としている。

 本体は鋼管よりも軽量で簡単に施工できるアルミ合金を採用。耐蝕性を高めるため、アルマイト加工やつや消し塗装が施されている。さらに、PR用の旗や地図のパネルなども取り付けられるなど、拡張性も備えている。

 なお、光束が1,200lmの「LN-LW2A1」も同時に発売される。価格はオープンプライスで、実売想定価格は100万円から120万円前後。





URL
  シャープ株式会社
  http://www.sharp.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070717-a.html


( 本誌:正藤 慶一 )
2007/07/17 17:25

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