松下エコシステムズ株式会社は、金属微粒子を用いて水を除菌し、水のぬめりやニオイを抑制する素材を開発した。「近い将来」(同社広報部)、加湿器などに応用する予定という。
今回開発された素材は、銅粒子と亜鉛粒子をペースト状にし、さまざまな素材に塗りつけられるようになったのが特徴。従来からも、銅板と亜鉛板を用いて、水中の微生物を抑制する仕組みは存在したが、同じ効果をペースト状の素材によって得られるため、より広い範囲にその原理を応用できるようになった。
ペースト状の素材は低温で固まるため、樹脂や繊維などにも加工できるという。このため、加湿器や空気清浄機、エアコンのフィルターに用いられる可能性がある。
同社ではこの仕組みを「世界初」としており、出願中のものを含め、7件の特許が用いられているという。
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概念図
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■URL
松下エコシステムズ株式会社
http://panasonic.co.jp/mesc/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070704-1/jn070704-1.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/07/04 18:35
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