独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite)は、株式会社万雄が2001年にリコールしたハロゲンヒーター「DW-803」について、修理・点検が進んでいないことを理由に、対象製品のユーザーに対して、メーカーへ連絡するよう呼びかけている。
対象となるのは、同社が2001年1月から8月にかけて販売した「DW-803」の全製品。製品の特徴として、本体カラーは青色で、中心部に「HALOGEN ELECTRIC STOVE」の文字が、底部表面に「BAN-YU」の文字があるという。配線接続部のカシメ不良などにより、製品底面が溶融し、床や畳を焦がすなどの事故が発生。事故は2001年3月から2007年3月まで、計65件起こっているという。なお、人的被害は今のところないとのこと。
対象台数は38,154台だが、2007年4月の段階での点検率が約4.5%と低いため、今回の再告知となった。niteでは、未修理品のユーザーに直ちに使用を中止するとともに、同社へ連絡し点検と改修を受けた上で使用するよう呼びかけている。なお、改修の内容については「カシメ部近傍に温度ヒューズを取付けて、当該箇所が98℃を超えないようにする」「電源線カシメ部分を断熱チューブで覆う」ことの2点を挙げている。
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「DW-803」の外観写真
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本体底面にはラベルが貼られている
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■ お問い合わせ先
株式会社 万雄
06-6222-2248
■URL
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite)
http://www.nite.go.jp/
旧(株)万雄が輸入・販売した電気ストーブ(ハロゲンヒーター)の製品事故について
http://www.nite.go.jp/jiko/news/080/news80.html
株式会社万雄
http://www.ban-yu.co.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/06/18 19:42
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