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ワイエム企画のテーブルタップ
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独立行政法人国民生活センターは6日、東京都北区の有限会社ワイエム企画が輸入・販売した韓国製のテーブルタップにおいて、高熱を発し発煙する可能性があるとして、注意を促す内容の発表を行なった。ユーザーには直ちに使用を中止するよう、呼びかけている。
対象の製品となるのは「(MY)ワイエム企画」と表示された、最大許容量1,500Wの4つ口テーブルタップ。2007年1月、消費者から1,200Wの電気ヒーターを使用中、差し込み口から発煙し、3つの差し込み口が焦げる事故が起こった。事故報告を受けた同センターは、事故状況と同じ環境でのテストなどを通じ、検証を行なった結果、スイッチ部に問題があることがわかった。
また、電気用品の製造、輸入は経済産業局への届出が電気用品安全法で義務づけられているが、該当製品を輸入・販売したワイエム企画は届出をしていないことが判明。国民生活センターは、監督省庁の経済産業省に指導を要請する。
発表資料にはワイエム企画の住所、電話番号が記載されているが、6日17時35分に編集部が電話をかけたところ、応答はなかった。企業のホームページやコールセンターもなく、回収などの対応は困難と見られる。
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報告された事故と同じ環境でテストした結果、スイッチ部が高温になり、焦げ付くことがわかった
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■URL
独立行政法人国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/
ニュースリリース
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070606_4.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/06/06 18:10
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