東芝コンシューママーケティング株式会社は、同社の衣類乾燥機約15万台について、発煙・発火のおそれがあるとして、4月10日、新聞にて無料点検・改修の社告を行なった。
対象となるのは、同社が'86年~'89年にかけて販売した「ED-D300/D302/D600/D602/D604N」「HD-339NA」の計6機種150,884台。このうちED-D602、2007年2月9日に、部品の接触不良が原因で発火する事故が発生。東芝では'93年より、ED-D602の自主点検を、同様の危険性があるED-D302とともに実施していたが、これまでで計59件の事故が起こったことから、無料点検、改修を行なうという。
また、その他4機種は、同様に発火のおそれがあるとして、'90年にリコールとなっている。しかし、2005年までに計184件の事故が起きていることから、今回は併せて告知を行なうとしている。
なお、いずれの事故についても、人的被害は起こっていないという。
東芝では、ユーザーからの連絡後に、無償で対象部品の点検と修理を行なうとしている。
■URL
東芝コンシューママーケティング株式会社
http://www.toshiba.co.jp/tcm/
東芝衣類乾燥機をご使用のお客様へ
http://www.toshiba.co.jp/tcm/information/070410_j.htm
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
東芝コンシューママーケティング株式会社が販売した電気乾燥機のリコールにかかる社告について
http://www.meti.go.jp/press/20070409004/20070409004.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/04/10 11:59
- ページの先頭へ-
|