株式会社ビックカメラと株式会社エディオンは30日、両社が協議を進めてきた経営統合について、白紙撤回し、業務提携に留める意向を発表した。
両社は2月9日、双方の株を3%ずつ持ち合った上で、今後2年間、経営統合を目指す内容の発表を行なっていた。発表資料には白紙にした理由について「ビックカメラより、経営統合に関する協議を開始することは現時点では時期尚早ではないか」との申し入れがあり、両社協議の結果、合併など経営統合についての協議は行なわないことにしたという。
2月9日の業務提携発表後、両社は3%ずつ互いの株を持ち合っているがこれは継続される。また、経営統合の白紙撤回について「この提携が業務提携の妨げになるもではない」としており、両社は「業務提携委員会」を発足させ、提携関係を強化するという。当初予定されていた役員の相互派遣や共同仕入れ、ポイントサービスの相互利用や、物流システムの共有など、経営統合を除く業務提携の内容は維持される見込み。
■URL
株式会社ビックカメラ
http://www.biccamera.com/
ニュースリリース(PDF)
http://a248.e.akamai.net/f/248/16300/1d/www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/ir/news/pdf2007/20070330news.pdf
株式会社エディオン
http://www.edion.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www1.edion.co.jp/newsrelease/pdf/2007033016134619683.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/03/30 22:11
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