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コニカミノルタとGE、有機EL照明で提携

~3年以内の商品化を目標

 コニカミノルタホールディングス株式会社とその子会社のコニカミノルタテクノロジーセンター株式会社(以下、コニカミノルタ)、米General Electric(以下、GE)の3社は、3月27日、有機ELの照明器具の製品化に向けた戦略提携を結んだと発表した。両社は技術や専門知識を共有しながら、3年以内に有機EL照明を商品化することを目標としている。

 なお、今回の提携には、開発拠点の統合は含まれず、両社は今後も独自に開発を推進する。

 有機ELは、薄い有機物質を2つの電極で挟み、電気を流すと有機物質が発光するという技術。照明器具やディスプレイとしての活用が期待されており、携帯電話の液晶画面では、既に採用している製品もある。薄型で省電力、高輝度を特徴とするが、寿命の短さが製品化への問題点として挙げられている。

 コニカミノルタでは2006年6月30日に、輝度1,000cd/平方mを保ちながら、発光寿命が約1万時間という有機EL白色発光デバイスの開発に成功したと発表。同社ではこれを「実用化レベルに達した世界最高発光効率の有機EL発光デバイス」としている。

 コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社 社長の松崎正年氏は、今回の提携について「有機EL照明は、コニカミノルタの最も有望な新規事業。GEとともにこの画期的な新しい照明技術の開発と商業化をさらに加速していけることは、当社にとって喜ばしい」とコメントした。

 一方GEでは2004年に、24インチ四方の有機ELのパネルが、白熱電球と同等とされる、1200lmの明るさを実現したと発表。以後、大型化・効率化に努め、有機ELの効率水準は2倍以上に向上したという。

 米GE Lighting 副社長のマイケル・ペトラス氏は、有機ELについて「軟らかく曲がり、面発光なので、デザイナーなどが斬新な応用例を生み出すことになる」とコメント。オフィスや住宅の照明器具以外にも「作業照明や看板、様々な形の小売用インテリア照明など特徴的な照明器具を製作できる」としている。





URL
  コニカミノルタホールディングス株式会社
  http://konicaminolta.jp/
  コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
  http://konicaminolta.jp/about/group/tc/
  General Electric(英文)
  http://www.ge.com/
  GE Lighting(英文)
  http://www.gelighting.com/


( 本誌:正藤 慶一 )
2007/03/27 12:51

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