経済産業省は23日、三菱電機やTOTOなど複数のメーカーの浴室乾燥機において、発火事故を起こす可能性があるとして、ユーザーに使用中止およびメーカーへ連絡するよう促す発表を行なった。
発火事故は機器の不具合によるものではなく、施工時に電源ケーブルをよじるなど、「不適切に接続」したことが原因という。これまでに報告された事故は1998~2003年の5年間で27件。うち26件が三菱電機製、1件がTOTO製だった。
無償点検対象となるのは、三菱電機、TOTO(東陶機器)、松下エコシステムズ、マックスの4社が製造した浴室乾燥機の一部機種。対象機器にはOEM製品も含まれており、ブランド表記でいうと、INAX、トステム、東芝キヤリア、TOTO、松下電工バス&ライフ、ヤマハリビングテック、エア・ウォーター・エモト、松下電器産業、松下電工、三菱電機、マックス、シャープの12社にも及ぶ。
経済産業省によると、2月27日現在の対象台数は131,697台。同省ではこれまでもユーザーに対し、メーカーに連絡し、点検を行なうよう促してきたが、点検率が約36%と低いことから、再度呼びかけるに至った。同省では、これまでの経緯や、各メーカーへの連絡先をホームページ上で公開し、呼びかけを強化する。
■URL
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
ニュースリリース
http://www.nisa.meti.go.jp/8_electric/kansouki.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/03/23 20:02
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