シャープ株式会社は同社が2002年にリコールを行なった小型全自動洗濯機「ES-42」シリーズ18機種について、修理・点検が進んでいないことを理由に、再度、同社へ連絡するよう呼びかけている。
対象型番は無印良品ブランドで発売された「ES-R42A」のほか、「ES-42DS」、「ES-B43」、「ES-D42JN」、「ES-DB42」、「ES-DS42」、「ES-F4A」、「ES-F4AUP」、「ES-G42JN」、「ES-H42」、「ES-JN42」、「ES-J42UP」、「ES-K42」、「ES-L42」、「ES-S4A」、「ES-SL42Y」、「ES-SL42Y2」、「ES-YA42」。使用中の振動によりモーターのリード線が断線。火花がリード線の防音緩衝材に着火し、煙・発火に至るおそれがあるという。
対象台数は205,163台。2002年4月にリコールした後、2004年にも再社告を行なったが、点検修理済みの台数は55,165台で、点検率が26.9%と低いため、再々社告を行なうことになった。
これまで「ES-42」シリーズで報告されている事故は15件。洗濯機の一部が焼損した事故が大半を占めるが、2002年2月には、埼玉県で建屋を全焼する事故も起こっている。
また、リコール後に、福井県敦賀地区で修理した製品について、再度事故が発生したことも再々社告に踏み切った理由だ。2006年4月、「不適切な修理」が原因で敦賀で事故が発生。この件が判明したあと、シャープは顧客リストをもとに、同地区にある対象製品56台のうち53台を再修理した。しかし、残りの3台について、リサイクルショップで再販されたことがわかったのみで、ユーザーの特定には至らなかったという。
同社では未修理品のユーザーに連絡を呼びかけるとともに、修理済み製品のユーザーについても、ダイレクトメールを送付し、再点検を促す。フリーダイヤルのほか、インターネットでも受け付けている。
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対象製品の見分け方
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■ お問い合わせ先
Tel.0120-404660
■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070315-a.html
「点検 修理の再々のお願い」
http://www.sharp.co.jp/support/anounce/es42x.html
インターネット申し込みサイト
https://cgi.sharp.co.jp/support/anounce/es42form.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/03/15 19:11
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