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東京電力、三菱自動車「i(アイ)」がベースの電気自動車を導入へ


i MiEV(アイミーブ)
 東京電力は、三菱自動車の軽自動車「i(アイ)」をベースとする電気自動車「i MiEV(アイミーブ)」の実証試験を3月より開始する。まずは実車1台を用いて性能評価を行なう。今秋には実際の業務に10台程度を導入。走行性などの実証試験を行なう予定。

 性能評価の主なポイントは、走行性能とバッテリー性能の2点。走行性能では、80km以上の航続運転、ガソリン車と同程度の駆動と制御が可能かを試す。またバッテリー性能では、100Vまたは200Vで8時間充電した場合に、80km以上の航続運転や、東京電力が開発した急速充電器が使用できるかどうかなどの評価を行なう。そのほか、走行距離当たりの消費電力、充電器の効率の測定や、電池残量計の精度などのテストも行なわれる。なお急速充電器では、約15分の充電で60kmの走行が可能。

 「iMiEV」は、車体のフロアの下に電池を、トランク下部にモーターを搭載することで、ベース車と同じ車体構造としたのが特徴。電池は高性能のリチウムイオン電池を使用し、今回の性能評価によりエネルギー密度を従来よりも20%向上される予定。航続距離は160kmを目標としている。

 また、ガソリン車の「i」と比べて、モーターのトルク、回転数が向上。同社では「ガソリンエンジン(660cc)よりも軽快で静かな走り」としている。また、0km/hから80km/hまでの加速速度は、ガソリン車と比べて1.5秒早くなっている。


「i MiEV」の充電の仕組み
 なお、同社では富士重工業と共同で、電気自動車「R1e」の開発も行なっており、昨年6月には10台を業務車両として実証実験を行なっている。今春にはこれに30台を加え、実験を継続する予定となっている。

 東京電力では、2007年度以降に、現在同社が保有する業務用車両約8,300台のうち、3,000台を電気自動車へ置き換えることを目標としている。これが達成すれば、地球の温室効果の原因とされるCO2(二酸化炭素)の排出量を、1年で2,586t、燃費では1年で約1.7億円削減できるとしている。





URL
  東京電力株式会社
  http://www.tepco.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.tepco.co.jp/cc/press/07031201-j.html
  三菱自動車工業株式会社
  http://www.mitsubishi-motors.co.jp/


( 本誌:正藤 慶一 )
2007/03/12 13:46

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