シャープ株式会社は、エアコンのリサイクル料金を4月1日より、500円値下げし、3,150円とすることを発表した。三菱電機が15日に、同様の値下げを発表しており、これを受けたものと見られる。
今回改定されたのは、新しいエアコンを購入するなどした際に、古いエアコンを回収、リサイクルするために必要な料金。'01年4月の家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の施工以来、エアコン回収時に消費者が支払うリサイクル料金は3,675円と、各メーカー横並びの状態だった。
三菱電機が1月15日に、回収する原材料の価格高騰を理由に、エアコンの回収費用を500円値下げすることを発表。今回、シャープがそれに追従した。エアコンは、4品目の中で再資源化できる割合が60%以上で、もっともリサイクルできる資源を多く含んでいるとされる。シャープでは、値下げの理由を「回収された金属資源の価格上昇」および「リサイクルプラントでの処理効率化」としている。
家電リサイクル法は、エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機の4品目のリサイクル促進を目的に、'01年に施工された法律。小売店が消費者からリサイクル対象となる家電を回収し、メーカーが再資源化を行なうというもの。財団法人家電製品協会(AEHA)によると、家電リサイクル法の施工以来、対象4品目合計で、5,200万台が回収されているという。シャープはそのうち、570万台を占めている。
■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070129-a.html
関連情報
■URL
エアコンリサイクル料金改定のお知らせ(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2007/0115-b.htm
家電リサイクル法について(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/kaden_recycle/ekade00j.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/01/29 14:07
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