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ジラソーレ
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オートイーブイジャパン株式会社は、イタリアのスタートラブ社と共同開発した電気自動車「ジラソーレ」を1月25日、発売した。価格は260万4,000円。なお、ジラソーレ購入時は、財団法人日本自動車研究所から、最大77万円の補助金が給付される。
リチウムイオンバッテリを動力として使用し、家庭用の100V電源で充電できるのが最大の特徴。最高速度は時速65km。時速40kmで平地を走った場合の最大航続距離は120km。ボンネット部にある電源プラグから充電を行なう。充電時間は5~6時間。道路交通法上では、軽自動車に分類され、公道で走ることができる。
定員は運転者を含め2名。ボディはコンパクトで、フレームはアルミ合金、車体はABS樹脂からなる。アルミフレームをアーチ状に組み上げた車体フレームにより、車体は4トンの圧力に耐える設計となっており、同社では「欧州と日本の安全基準を通過し、安全性に問題はない」という。
また、加速性能についても、動きだしから時速40kmまでに達するまでのスピードは3.1秒で、「2.0Lクラスのガソリン車と同等レベル」としている。
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搭載されているリチウムイオンバッテリ
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ボンネット部分から電源ケーブルが伸びている
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オプションの急速充電器
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リチウムイオンバッテリは車体に据え付けとなっており、バッテリ部分のみ取り出して、屋内で充電することはできない。車体についた電源ケーブルから充電することになるため、一般家庭で利用する場合は、ガレージ、もしくはその付近にコンセントが必要となる。
リチウムイオンバッテリは、4.25V、170~250Ahの電池を14個使用。約3,000回充電できる。素材に酸化鉄を使用した新開発のもので、「発火事故を起こしたリチウムイオン電池はコバルトなどを使ったもの。今回使用したバッテリは酸化鉄を使用し、安全性が高い。販売価格の約半分を占めるコストがかけられている部品」という。
なお、オプションで急速充電器を用意しており、充電器を車体とコンセントの間に挟むことで、充電時間を半分ほどに短縮できる。ただし、急速充電器は200V対応となっており、一般家庭で用いられる100V電源では使用できない。急速充電器の価格は未定。
車体のサイズは2,345×1,260×1,510mm(全長×全幅×全高)。車両重量は420kg。車体後部には内容積350Lのトランクもあり、買い物などいわゆる“街乗り”にも対応する。
車名の「ジラソーレ」はイタリア語で「ひまわり」の意味で、それに合わせ、メインカラーはイエローとなっている。カラーバリエーションはイエローのほか、イタリアンレッド、ブラック、メタリックブルー、メタリックグレー、ホワイトの全6色。
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動力源となるモーター
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ボンネット内部は中空構造になっており、衝突時の衝撃を緩和する役目を果たす
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試作機第1号。なかなか安全基準検定を通らなかったという
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試作機第2号。ほぼ市販モデルと同等の性能を持つ
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参考出品として、屋根の部分に太陽電池パネルを用いた車両も展示された
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オートイーブイジャパン代表取締役社長の高岡祥郎氏
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オートイーブイジャパン代表取締役社長の高岡祥郎氏は、ラリードライバーやレーシングチームの監督など、モータースポーツの分野で活躍した人物。2003年、地球に優しい車を開発することを目的に、同社を設立。イタリアと日本を往復しながら、4年がかりでジラソーレを開発し、今回の発表に至った。
高岡氏は「これまでクルマの業界にいて、たくさんCO2を排出してきたなという反省がある。このクルマがきっかけとなり、電気自動車への関心が高まれば、というのが願い」とコメントした。
■URL
オートイーブイジャパン株式会社
http://www.auto-ev-japan.com/
ジラソーレ 製品情報
http://www.auto-ev-japan.com/girasole.htm
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/01/25 14:30
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