三菱電機株式会社は、2006年度の中間決算(4~9月)を発表した。売上高は1兆7,919億円、営業利益は936億円、純利益は564億円。1株あたりの純利益は26円32銭となった。
売上高が前年同期比で9%増と好調だったほか、営業利益は103%増、純利益は94%増と利益が大幅に増加。設備投資需要が安定し、主に重電事業で利益を積み重ねた。
一方、テレビやプロジェクター、DVD機器などAV機器と、冷蔵庫、洗濯機、IHクッキングヒーターなど生活家電を合わせた「家庭電器」事業は伸びなかった。売上高は4,649億7,900万円(前年同期比1%増)と前年なみを維持したが、「価格下落の影響などにより」、営業利益は154億3,700万円(同7.1%減)と、前年同期に比べ11億円減少した。
生活家電分野では、国内エアコン、冷蔵庫が不振だったが、CO2冷媒給湯器(エコキュート)や海外向けのエアコンが売上を伸ばしたという。
同社は、2006年度通期で、売上高3兆7,000億円、営業利益1,800億円、純利益1,200億円を見込んでいる。
■URL
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
中間決算概要(PDF)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2006/1030.pdf
( 本誌:伊藤 大地 )
2006/10/30 18:30
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