家電Watch logo
記事検索
最新ニュース
【 2009/03/30 】
世界の家電需要、電子レンジやエアコンなどが伸長
[15:49]
【 2009/03/27 】
三洋、消費電力が少なく除菌/脱臭効果も高い新電解水技術
[17:50]
シャープ、レンズ搭載で照射範囲が広くなったソーラー・LED照明
[15:16]
パナソニック、深澤直人デザインの照明器具
[00:04]
京セラ、京都府本庁舎に太陽光発電システムを設置
[00:03]
【 2009/03/26 】
ジレット、T字カミソリ「フュージョン5+1」とマンダム製品のコラボモデル
[17:08]
三洋、ドイツ「ミュージックメッセ」にeneloopを出展
[16:47]
パナソニック、最新美容家電が使えるサロンをEchika池袋にオープン
[00:03]
【 2009/03/25 】
Honeywell、手入れが簡単な静音仕様のサーキュレーター
[17:58]
2月のエアコン出荷実績、前年比13.3%の2ケタ減
[16:00]
2月の家電出荷額は前年同月比0.3%減の1,091億円
[15:59]
エレクトロラックス、世界のリゾートをイメージしたサーキュレーター
[15:02]

松下、中間決算の売上は4兆3,895億円と過去最高を記録

~エアコン、冷蔵庫の好調で白物の売上も6%増

代表取締役社長の大坪文雄氏
 松下電器産業株式会社は27日、2007年3月期の中間決算を発表した。売上高は4兆3,894億9,400万円と過去最高を記録。営業利益は2,073億9,100万円、純利益は1,151億2,300万円だった。

 売上高が前年同期比3.1%増で過去最高だったほか、営業利益は同21.2%増、純利益は同78.7%増と大幅に利益を拡大。また、営業利益率は4.7%で、同社が目標とする5%に大きく近づいた。

 同社代表取締役社長の大坪文雄氏は、「グローバルに厳しい環境だが、見通しを上回る実績だった」と自信を見せた一方、「下期は米国の住宅市場の縮小、原材料高騰、さらなる価格競争が予想される」とも語り、予断を許さないとの状況認識を示した。

 白物家電事業の売上は、全体の約14%となる約6,371億円、営業利益は403億円。例年並みだった2005年度上期から上積みした形で、売上が6%増、営業利益は2%増。営業利益率はほぼ横ばいの6.3%となった。


代表取締役副社長の川上徹也氏
 決算の概要について説明した同社代表取締役副社長の川上徹也氏は、白物家電の出荷動向について触れ、「業界全体が前年比で8%減と落ち込んでいるときに、当社は13%伸ばした。白物全体のシェアも、22.6%から26.3%へと上がっている。この数字は、ナショナルマーケティング本部創設以来、最高の数字だ」と自信を見せた。

 好調な白物家電事業を牽引したのは、エアコンだ。エアコンは自動メンテナンス機能搭載の「お掃除ロボットエアコン」のヒットにより、第1四半期、第2四半期ともにトップシェアを獲得。4%増となる1,432億円を売上げた。エアコン好調の理由について、川上氏は「松下電工とのコラボが予想以上に貢献している。キッチンやバスなど住宅設備も含めると、上期で443億円の増販効果があった」と語った。

 大坪氏は、昨年起こったFFファンヒーターの事故問題について、「今年も、最後の1台まで探し出すという決意でやる。すでに寒冷地ではテレビCMやチラシも入れている。ガソリンスタンドのレシートの裏面で告知するなど、昨年にはない取り組みも行なっており、本年度もその姿勢は変わらない」とコメントした。


好調だった2004年に準ずる売上額を達成した 市場が縮小するなかで成長し、シェアを伸ばした エアコン好調の理由は、松下電工とのシナジー効果だという




URL
  松下電器産業株式会社
  http://panasonic.co.jp/
  2006年度 中間期 連結・単独決算概要
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn061027-1/jn061027-1.html


( 本誌:伊藤 大地 )
2006/10/27 20:11

- ページの先頭へ-

家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.